リアル退職者 最初の1ヶ月間でのあれこれ

 

 

エピソード0 退職前

 

退職したいと会社に相談したのは半年前。

会社や仕事が嫌だったからというわけでもなく、

先輩・同僚・後輩にも非常に良くしてもらっていました。

 

退職の理由が明確にあったわけではなく、

言葉にするのが非常に難しいのですが、

もし、振り絞ってひとつの答えを出すのであれば、

それはワクワクしてしまったから。

 

昔から先の予定を決めることに息苦しさを感じていて、

その場の雰囲気で行動するのが好きでした。

そして、先が見えなければ見えない程、

どんどんワクワクしてきてしまう性格で。

 

そんな自分がふと考えてしまったんだと思います。

「会社員の自分とフリーランスもどきの自分。

 どちらの方が好きな自分でいれて、ワクワクするのか。」

そう思ってから「すぐ辞めます!」とは言えずで、

これからの不安と戦う時期もありましたが、

ワクワクが収まらなかったので退職したわけです。

 

会社員気分の1週目

 

ちょうど退職した次の日から連休に突入したので、

元々入れていた遊びの予定を満喫する日々。

会った人には「退職して無職!」と言っていたものの、

直会社を辞めた実感があったわけではなく、

目一杯遊んでやるぜ!って思っていたことくらいしか思い出せないです。



 

無職満喫であっという間に終わった2週目

 

2週間目に突入した月曜日。

 

日常の習慣は本当に凄いもので、

前日にアラームをかけていないのに、

出勤に向けていつもの時間に目が覚めます。

そして、いつも通り顔を洗ってコンタクトを入れたぐらいで、

「あ、俺会社辞めたわ」と気づきます。

そして「イエー!平日なのに1日中寝てやるぜ!」となり、二度寝

起きたらスーパーでお酒を買って飲む。好きな時間にまた寝る。

 

会社員時代で平日に休むということは、

つまり有給を使って休んでいるということ。

有給をわざわざ使うということは、

つまり何かしら用事があるとき。

 

ただ、この日からは違います。

何もやることがないのに有給を使う感覚。

贅沢な休みの使い方。気分は最高。

ということを4回繰り返して、

週末飲みにいったらいつのまにか終わっていました。



 

引っ越しで特に何もできなかった3週目

 

固定の給料が入らなくなって一番困るのは”家賃”です。

特に会社から補助が出ていた僕にとっては、

想像を絶するぐらいの負担になります。

先が見えなくなるとドキドキ・ワクワクする自分も、

さすがに“家賃を払わずに住み続けてみる”という挑戦には踏み出せず、

ワクワクは全くなくドキドキしか出てこなかったので、

気持ち的にも落ち着くと踏んでこのあたりで引っ越すことにしていました。

そのため3週目はほとんど引っ越し関係で潰れて終わりです。

 

しかし、会社を辞める→収入がなくなる→家賃が払えなくなる→すぐ引っ越すという短絡的な考えを4週目で後悔します。

 



 

不安と後悔でいっぱいの4週目

 

引っ越しをすると住所が変わります。

住所が変わると家に荷物・書類が届くのに時差が生じます。

そうなるとどうなるのか。

 

“勤務していた会社から離職票が届きません。”

これがないと退職後の市役所での手続きが何も出来ません。

保険証が手に入りません。病院に行くと全額自己負担です。

持っていて当たり前だった保険証が、

どれだけ精神的・肉体的に安心感をもたらしてくれていたか。

(あとで調べてみると退職前に会社に依頼しておくと早く届けてもらえることや、退職証明書というものでも代用できることを知りました。)

 

退職後ある程度経って落ち着いてから引っ越せば、

「平日にもできるから安くて済むはず。

 平日って他にも安くなることいっぱいありそう。ラッキー!」

とか思っていましたが完全にミスでした。ありがとうございました。



 

 

何事も計画的に。

 

おそらく会社を退職される多くの方は、

既に次に働く企業が決まっていることでしょう。

そして、そうではない人もある程度自分で調べてみて、

「ああ、こうなりそうだな。」と想像をするはずです。

もし、同じ思考回路の方がいれば、

その方がこうならないように気をつけていただきたい。



誰かと仕事をするときや遊びの予定決めるときは、

率先して細かく調べて計画したがる性格なのに、

自分だけのことになると途端に何もしなくなるのはなぜでしょうか。